いのちの声に耳を傾ける「丁寧な暮らし」
「お皿はなぜ割れたのか?
あなたの意識はどこにありましたか?
お皿を洗うことだけに100%注がれていましたか?」
⋮
大切なお皿を失わないためにできること。それは、理由も何も考えずに、目の前にあることを、ただ行うこと。あなたの人生は、常に目の前にある、それひとつだけ。心がそこからふわりと離れて世界がふたつになった瞬間、お皿はするりと手から滑り落ちる。」
パトリス・ジュリアン著『きちんと暮らす』
こんにちは、喜びの探究者ジョジョニです。
地元の図書館で、素敵な本に出会いました。
「ゆにわ」店長ちこ(著)
『食べるだけで幸せになる~いのちのごはん~』
上記の引用は、ちこさんの本の中で紹介された言葉です。
著者ちこさんは、お食事処「ゆにわ」の店長さんです。
他にも多数の「食」に関する本を出されていて、お店のメニューもお米の「ごはん」を中心に考えているんだとか。
そんなちこさん、実は、ある人と出会うまで、おにぎりが大嫌いだったそうです。
ごはん好きの私としては、おにぎりを嫌う人がいることにびっくり。
なんでも、「味がしない」「太る」といった理由で嫌いだったんだとか。
カレーライスも寿司も「ごはん」が嫌だったという、筋金入りのごはん嫌い。
一体どうやって克服したんだろう。
出会いは、高校時代に通った「大学受験塾ミスターステップアップ」。
塾長・北極老人が作ってくれたおにぎりでした。
そのおいしさと深い愛情に惹かれ、ちこさんは『いのちのごはん』への道を進んでいきます。
『いのちのごはん』は師匠・北極老人の教えを大切に生きる、弟子・ちこさんの真心と日常の様々に対する敬愛の日記です。
丁寧に生きるとは、ひとつひとつの行いを大切にすること
『いのちのごはん』では、日常のすべての行いに、感謝と人が喜んでくれるようにとの思いを込めて、行動することが大切だといいます。
そうじゃないと、邪気が溜まって、心身に悪い影響を及ぼすんだとか。
私は、それを知って、はっとしました。
日常の小さなことをないがしろにするとき、少なからず、罪悪感を感じていたからです。
例えば
・ごみをゴミ箱に放り投げて、入りきらなかったものをそのままにしておく
・食卓の上に化粧品や今は使わない調味料を置きっぱなしにしている
・床に物がたくさん置かれていて、つまずきやすい
・ほこりは溜まりっぱなし
・排水溝は詰まりっぱなし
・食べ物を残す
・挨拶をしない
・「ありがとう」をいわない
・ファーストフードを大量に食べる。
・ものに当たる・・・etc
これだけでも、私の粗雑さが垣間見えますね(^^;)
つまり、こういったことの積み重ねが、イライラや憂鬱、わけのわからない不安を生み出していたのだということなんですね。
たまに掃除すると、気分がすっきりしますし、料理すると心が躍っているような感じになったりしませんか?
それは、ちこさん風にいえば、「いのちの声」。
「いのち」の本質的な喜びなのだと思います。
小さなひとつを大切にしてみましょう。
私も、心が感じる違和感を大事に感じながら、まずは、食卓の上を片付けてみたいと思います(笑)
幸せは感じることから始まります。
感受性を研ぎ澄ますことが、幸せへの第一歩です。
「ゆにわ」店長ちこ著
『食べるだけで幸せになる~いのちごはん~』